白山信仰と「安元事件」年表
西暦五三七年 『白山宮』の存在が、「三ノ宮記」にみえる。 
靈亀二(716)年 泰澄、初めて白山に登る。(加賀馬場の伝承) 白山宮の社地を、船岡山から、手取川岸に移す。
伝承によれば、この頃願慶寺創建。
養老元(717)年  越前越知山で修行中、泰澄白山神の霊夢を受ける。
養老二(718)年 泰澄(三七歳)六月十八日初登山 泰澄、白山宮奧院に、十一面観音を祠る泰澄、鳩の湯(現中宮温泉)を発見
神亀二(725)年 金剣宮創建 八二三年(弘仁十四年) 白山の神宮寺として、白山寺ができる白山に三馬場が開かれる。 
天暦十(956)年 中宮笥笠神社創建
天元五(982)年 佐羅早松神社創建
久安元(1145)年 白山比 神社、延暦寺末寺となり、白山寺を称す
久安三(1147)年 加賀馬場白山本宮、延暦寺の別院となる。
久寿元(1154)年 仁平事件
安元二(1176)年 安元事件。「馬の鼻もむかぬ白山権現」

  1. 本宮(鶴来町古宮公園辺り、文明十二年の大火まで、白山山頂の奥宮が本宮とされた)
  2. 三ノ宮(現在の白山比メ神社)
  3. 別宮
  4. 中宮
  5. 佐羅宮
  6. 岩本宮


  1. 柏野寺
  2. 温泉寺
  3. 極楽寺
  4. 小野寺
  5. 大聖寺
  1. 那谷寺
  2. 湯谷寺
  3. 栄谷寺
  1. 護国寺
  2. 昌隆寺
  3. 松谷寺
  4. 蓮花寺
  5. 長寛寺
  6. 涌泉寺
  7. 隆明寺
  8. 善興寺


愛発山(あらちやま)
白山の女神が近江唐崎の明神にみそめられ、この地で出産生まれたのが、佐羅宮の神。『義経記』


御前峰(ごぜんみね) 二七〇二m 菊理姫=十一面観音
大汝峰(おおなんじみね)二六八四m 大己貴命=阿弥陀如来
別山(べつさん) 二三九九m 小白山別山大行事=聖観世音菩薩